インタビュー・ウィズ・Nguyen Duy氏、カンボジア2位のベトナム通信会社Viettel CEO

 カンボジアで通信会社が熾烈なシェア争いの中で、サービスを開始してわずか半年のベトナム軍系通信会社Viettelは、業界2位までになりました。この会社のCEOを直撃し、カンボジアの通信市場を覗きます。


Viettelがカンボジアで2009年2月にMetfoneを開始し、シェアを獲得するために、無料のSIMカードをあげる宣伝キャンペーンを実施しました。 先月後半の新聞報道によると現在、加入者が200万人までになっているそうですが、それは、Viettelをカンボジアの2番目に大きい携帯電話会社にする数字です。この数字をどのように算出したか、アクティブSIMカードの数が実際どのぐらいあるか、また、その特徴を教えてください。

 加入者数はカンボジア郵政省の各々のオペレーターの毎月の収益報告に基づくものです。それは、我々のネットワーク管理システムからの数字とも一致しています。我々はそれを毎日分析していますが、それによると、現在、250万人のアクティブ加入者がおり、その人の3分の2は正規な方法でサービスを利用しています。費用とリソースの無駄のため、無料のSIMカードの配布は5月に既に止めましたよ。


そのデータを信じがたいですね。他の大半のオペレーターもそれが懐疑的であると思っている思います。この業界のリーダーであるモビテル(Mobitel)は、何人の加入者を持っていると思いますか

 私はその数字を持ちませんが、それより多いでしょう。彼らが16年間もカンボジアにいるのですから。

後どれくらい、Viettelがナンバーワンになりますか?

 それは非常に良い質問です。しかし、私は我々がナンバーワンかナンバーツーであるかどうかはそんなに重要と思いません。最も重要なのは、どのぐらいの携帯電話が我々のネットワーク内にあるか、どのぐらいの人口をカバーしているか、また、我々のサービスの品質が十分かどうか、価格が適切かどうかにあります。顧客が我々をどう思うかについても、重要です。


現在この国でどのぐらいカバーしていますか?

 我々は既に2,000の無線基地局を設置し、稼働しています。11月末にさらに3,000の基地局を開始する予定です。それは、人口90%から95%をカバーすることを意味します。現在、既に100%の市と80%村をカバーしています。各村に一つのメディアステーションを持たす予定です。
 無線基地局のおよそ85パーセントは、12,000キロメートルのファイバーオプティックネットワークで、残りはマイクロ波信号で繋がっています。このために、我々は8000万ドルをカンボジアのブロードバンドネットワークに投資しました。


先週、ラオスの3Gネットワークに乗り出しましたね。Viettelは3Gをカンボジアにも導入する予定ですか、この場合、いつですか?

 来年。その年の始めです。


現在9つのオペレーターがありますが、多くの専門家は市場の選択と集中が回避不可欠だと予想しています。あなたは、M&Aが起こると思いますか、または、単なる一部のオペレーターが自然消滅することになると思いますか

 自然の法則で、市場が飽和する時が必ず来ます。その点に達するとき、合併が必要です。この合併は、いろいろな方法で起こるでしょう。
 一部のオペレーターは1になるために他のオペレーターと協力する、あるいは、1つのオペレーターはもう一つを買収して、シェアを増やすかもしれません。しかし、物理的にこれらの会社が市場から消えてなくなるという意味ではなく、別の姿に変わるだけです。会社名が変わりますが。


しかし、小さなオペレーターが同じ地域内で電波塔を持つ傾向があるとすると、それを買い取る理由になるのですか。彼らが店じまいするのを持った方が良いではないでしょうか

 たとえば、スマートモービルがQBを買収ました。彼らがQBの電波塔だけを買い取ったわけではありません。QBの顧客とインフラも買い取るということです。つまり、それは、ベースステーションだけではなく、流通経路、技術的な能力も含まれるのです。


いくつのオペレーターは生き残るでしょうか、Metfoneはその中の一つですか?

 Metfoneは、自然の法則をよく理解し受け入れます。9つのオペレーターは現在、彼らが生き残るかどうかという質問に間違いなく「YES」と答えるでしょう。しかし、時間が来るとき、私は彼らが間違っていたことを彼らに教えます。
 カンボジアで最終的に3つか4つのオペレーターが残ることになると思います。Metfoneはその内の一つです。
Viettelは、ベトナム軍の全額出資子会社です。この理由で他のオペレーターは、特にプノンペンで我々にカンボジア政府の政策面における待遇、あるいは、特定地域の電波塔を建設する利便がはかられていると言われてきましたが、あなたは、Metfoneが優遇処置を得ている例をあげることができますか?政府の政策がすべてのオペレーターに適用されます。それを準拠する難しさがみんな同じです。私にMetfoneは特別な待遇を受けていることが見受けられません。もし、あるとしたら、それは、カンボジア政府もまたどのオペレーターがいい品質、いい価格を提供しているかを判断して選ぶ権利にあると思います。我々は、無線基地局塔を建設することが困難でした。しかし、他のオペレーターと違うのは、高い使用料を支払って、その困難を凌いだことです。


Metfoneの企業戦略を教えてください。 モバイルフォンはブロードバンドサービスとパッケージ化するのですか

 我々のMetbizパッケージは、1回線に付きフリーコール30分と専用回線とも提供します。それは、木曜日の会議で議論する予定になっています。
 このパッケージは内部コールが外部へのコールより多い組織に適切です。正確な加入者について、商業センシティブがあるので、教えられませんが、30人から50人の従業員を持つ会社100社以上は加入しています。一番大きいのは400人スタッフの銀行です。具体的に教えられません。あなたは、想像がつくと思います。


8月にあなたはベトナム支援銀行であるカンボジア投資&開発銀行(BIDC)と協力合意に署名したことが明らかになっていますね。他にどんな銀行と署名しましたか?

 カナダ銀行、ACLEDA銀行、ANZ王立銀行とBIDCの4行だけです。


最近のマスコミ報道によると、MetfoneはADSLサービス60%、固定電話マーケット50%のシェアを持っています。あなたは、これらの数がどのように算出されたか確認できますか

 情報がどこから来たものか知りませんが、我々にとってとても喜ばしい数字です。まぁ、たぶん月間収入報告書を管理するMPTCからでしょうか。それが正しい数字であると信じることができますが、我々は7千人のADSL顧客と、4万の固定電話顧客がいると言う事ができます。

 我々のブランド名METNET(ファイバーオプティックテクノロジー )を通して12,000キロメートルの光ファイバーケーブルでカンボジアの全域を敷きます。過疎地域にインターネットを持っていくことによって、彼らが外の世界を理解することができます。

 固定電話サービスであるMETHOMEについて、現在24州に提供しています。


カンボジアは、ミャンマーを除いて東南アジアで最も固定電話が普及していない国です。また、国際通信連合によると、コストの面においてカンボジアは152カ国中に132番目高い国だそうです。Viettelは、カンボジアにブロードバンドを持ってくることに関してほぼ独占的で、多くのインターネットプロバイダ事業者(ISP)はViettelから回線容量を購入するコストが高いとクレームをつけていますが、なぜそんなに高いですか、コストを引き下げるために、どのように努力していますか

 まず、カンボジアのブロードバンドコストが高いことについて認めます。あなたが言う通り、多くのISPが高いコストに関してクレームしています。我々もそのことについて理解しているつもりです。我々は、顧客のために値段を下げるためにコスト最適化を実施する予定です。しかし、Metfoneが来る前の値段と比べれば、40%下がっていますよ。
 いずれにしても、ブロードバンドコストがまだ高すぎると思っています。
Metfoneが近い将来値段を下げるつもりでいます。それは、我々のコストを削減しサービス品質を向上させて、そして、利益を顧客に分け合うということです。


Telcotechはブロードバンド卸売り市場に参入し、値段の引き下げ、サービスの品質向上をもたらすだろうと予想されます。また、他の卸売業者もファイバーオプティックを定めるでしょう。あなたのブロードバンドの値段の中長期目標を教えてください。

 他のオペレーターが彼らのネットワークを構築していますが、今のところ、ブロードバンドサービスを提供するのはMetfoneだけです。確かに、値段は画期的に下がり続けていますが、しかし、値段は会社が存続するかどうかを決定する唯一の要因でありません。他の要因、それはネットワークの範囲、サービスの品質とオペレーターが顧客を安心させるために作る努力も値段と同じく重要です。


どのような計画で新規参入と競争するつもりですか

 我々は「競争」という言葉を使いたくないですね。すべての競争相手を尊敬しているので。それより我々はカンボジア国内事情を注視しつつ、システム改善するために弱点を定期的にチェックする方に好みます。ネットワーク改善に注力することで、パフォーマンスが安定になり、より安く価格を設定できることに繋がります。


一方で、ISPからあなたは彼らより小売価格を安く提供しているとクレームしていますが、

 それは、非常に良い質問です。我々はIPS業者に卸売りをして、彼らは顧客に小売をしています。我々自身も直接に顧客にも売っていますが、戦略的にISP業者と競合になりません。

 ISPは、限られた距離で市の範囲内で自分たちの市場を開発させてきました。しかし、遠い過疎地域にいる顧客が多く、彼らもサービスを必要としています。我々は、ISPが手を伸ばさない地域で事業を拡張することに集中しました。

 そして、我々の小売価格についてのISPからの不満に関して、彼らが我々が小売顧客に売るのと同じ価格で売るならば、利益をまだあげることができます。


しかし、あなたは、都市部のプノンペンの地域でも顧客に小売していますよね?

 プノンペンでは、我々はISP地域の外で開発をしていますが、しかし、一部の顧客は要望があって、我々のショールームに直接に来ています。断るわけにはいかないです。当たり前ですが、(ISPと)同じ値段なら、顧客が少ないより多い方がそれに越したことがありません。

 逆に、1つ聞きますが、あなたがISP会社を経営するならば、遠い過疎地域にサービスを拡大しますか。


ノー、私はISPなら、あなたの卸売サービスを使って、プノンペンの大きいな、そして、金持ちの山で収穫しますね。ネットワーク拡張のためのコストを出来るだけ低く、利益を大きくすることが出来るので。それって、あなたは、ISPが最も良い顧客のさくらんぼう狩りをしている、ということを言いたいのですか

 農村地帯の顧客にもインターネットサービスが必要で、それに応じるのは、我々の任務です。我々の戦略は、都市と農村地帯の間の距離を縮めて、バランスをとるようにすることにあります。

 卸売値と小売値に関しては、ISP業者はコストを最適化する方法を知っていれば、小売の顧客に価格を下げてサービスを提供できるでしょう。しかし、ISPが何が欲しいかは我々にとって重要ではありません。最も重要なのは、顧客のニードです。

 ISPは彼らが望むものが欲しいのです。彼らには彼ら自身のニーズがあるように我々にも、我々自身のニーズがあります。また、顧客にも彼ら自身のニーズがあります。誰でも顧客を満足させることができれば、自身のニーズも満たすはずです。ISPもまた我々の顧客でもあるので、都市だけでなく過疎地域にも範囲を広げることを望みます。我々全員は、顧客の立場に立っていなければなりません。


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カテゴリー: ビジネス・経済
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